一体化した笠木と島木、および貫と柱は三本継構成。扁額には「肥前鎮守正一位 河上淀姫大明神」の銘。柱には「扶桑国肥前州路鎮守正一位河上淀姫大明神 奉建立石鳥居三柱 鍋島信濃守豊臣朝臣勝茂」の記銘がある。柱の転び(傾斜)はなく直立で下部は太くなり、基部には亀腹を持つ。スボリ(柱上部の狭まる部分)に形骸化した台輪意匠が有る。
笠木反りは両継から始まる直線、船底状鼻先が反増しを表現。断面は五角形の蒲鉾型で上部(笠木)幅が広く盛り上がり下部(島木)幅は小さい。笠木が島木の幅の違いにより両部分を表現しつつ一体化も表現している。さらにその下(柱接続部)に極めて薄い島木を設ける二段島木構造。この様式は稲佐神社、室園神社、内砥川八幡神社の肥前鳥居にも見受けられ、揺籃期肥前鳥居の特徴でもある。
-
與止日女神社略記
一、鎮座地 佐賀郡大和町大字川上一番地
一、御祭神 與止日女命(神功皇后の御妹)、また豊玉姫命(竜宮城の乙姫様)とも伝えられている。
一、御神徳 海の神、川の神、水の神として信仰され、農業をはじめ諸産業、厄除開運、交通安全の守護神
一、由緒 欽明天皇二十五年(五六四)創祀され、延喜式内社で、のち肥前国一の宮と崇められ、弘長元年(一二六一)正一位を授けられた。
朝廷の御崇敬あり、また、鎌倉幕府をはじめ武門、領主、藩主の尊信を受けた。
明治四年県社に列す。
一、祭日 春祭 四月十八日
秋祭 十月十日
新嘗祭 十二月十八日
──『境内案内』より原文ママ






0 件のコメント:
コメントを投稿